「先進国の心」と「新興国の心」

jmobile

2011年02月17日 23:46

リーマンショック後、先進国の膨大なお金は新興国に流れ、新興国経済の発展につながっている。これは新興国市場が10%台の経済発展をし、企業的には特に新興国市場をベースにした事業戦略が最近の流れだ。

日本の大手企業は多国籍企業化(アメリカ化)し、新卒人材採用枠も外国人80%に対し日本人20%である。これは、市場の成長性からすると当然である。

しかし、今の新興国市場の状況は、日本でいえば30年から40年前の状況であり、我々日本人がかつて来た道であり、今の「新興国の心」は日本人が知っている昔の心である。

では、今の「先進国の心」はどこに行こうとしているか?個々が、環境問題は二の次にがむしゃらに働きお金儲けをすることから卒業し、社会とのつながり、社会貢献などを重視し、個々の存在価値を社会との共存に求めているように思える。
「プロボノ」(余暇に自分の専門性を社会貢献につかう)などの流れは新しい流れだ。

日本の役割は、この「先進国の心」+「アジア文化の心」をもって、新興国とともに歩んでいくことのように思える。






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